着々と

STAP細胞は信頼が揺らぐというより、 もはや見向きもされなくなったと言うべき状態になっており 下手すると日本の科学技術の信頼が地に落ちかねない、 そんなとんでもない事件・騒動を巻き起こしてくれました。

しかし、幸いなことにそうはなっていません。 今までの長年の素晴らしい実績により日本が技術立国というイメージは ありがたい事に相変わらず根強く、そしてSTAPに先んじて存在した 似た方面の技術であるiPS細胞が着々と実用化に向けての動きが 進んでいるからです。

試験とか実験とかそう言うのではなく、9月中にも実際の人間の患者の 臨床研究にiPS細胞の移植手術が行われるというのです。 視界が歪み失明の危険もある加齢黄斑変性という難病の患者6人が その対象なのだそうです。

しかし癌細胞化のリスクやコストの問題を軽減する研究が進んではいるとは言え、 いまだ研究段階であることには変わりありません。 だと言うのに安心して見ていられる気がするのは何故でしょうか。 これが信頼と言うものでしょう。